はやぶさ2が リュウグウから持ち帰った
サンプル入りのカプセルの投下 そして
回収に成功しました
まずJAXAからの公式発表を見ましょう
小惑星探査機「はやぶさ2」
再突入カプセルの回収結果について
2020年(令和2年)12月6日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」
再突入カプセルについて、カプセル本体、
ヒートシールド、パラシュートを2020年
12月6日豪州ウーメラ立入制限区域内にて回収しました。
現地本部において、回収したカプセル本体から
小惑星リュウグウのサンプル由来と考えられる
ガスの採取作業を明日行う予定です。
また、小惑星探査機「はやぶさ2」は、
カプセル分離後、12月5日15時30分から
16時30分(日本時間)にかけて、
地球圏離脱軌道への遷移のための軌道変更を
3回に分けて実施し、12月5日16時31分に
完了しました。なお、探査機は正常です。
投下されたカプセルの回収も終えており
これで はやぶさ2の最も重要なミッションは
クリアしたことになります
しかし はやぶさ2の任務はまだ終わりません
ここからはボーナスステージ 正式には
拡張ミッションに入ります
小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に
最接近した後に目指す探査先として、
JAXAは小惑星「1998KY26」を選んだ。
地球と火星の間を回る二つの候補から、
探査機が受ける太陽の熱の影響などを
考慮して決めた。
はやぶさ2は、今年12月5日にカプセルを分離し、
翌6日に豪州の砂漠地帯に着地させる予定だ。
探査機本体はそのまま飛行を続け、地球の重力を
利用した軌道変更を2回実施し、10年程度かけて
1998KY26を目指す。
途中、別の小惑星の近くを通って観測する計画もある。
到着は2031年7月の見通し。
1998KY26は球状で直径約30メートル。
約10分に1回、自転している。
高速で自転する小惑星を探査するのは初の試みだ。
カメラを使い、どのような物質かなどを探る。
はやぶさ2が探査した小惑星リュウグウのように、
水や有機物に富むタイプの可能性がある。
この新目標の1998KY26はキットピーク
国立天文台で行われているスペースウォッチ
プロジェクトが発見した小惑星です
公式ページでは 既にはやぶさ2と地球の距離が
ふたたび開いていっているのがわかります
はやぶさ2の航海はまだまだ続いていきます