日本の宇宙機の中に新たな衛星が加わりました
LUCAS光データ通信システムを搭載した
新型の中継衛星です
まずは打ち上げ成功の様子から見ましょう
H-IIAロケット43号機によるデータ中継衛星1号機
光データ中継衛星の打上げ結果について
三菱重工業株式会社は、種子島宇宙センターから
2020年11月29日16時25分に、データ中継衛星1号機
光データ中継衛星を搭載したH-IIAロケット43号機
(H-IIA・F43)の打上げを予定どおり執行しました。
画像/MBC放送より
ロケットは計画どおり飛行し、データ中継衛星
1号機・光データ中継衛星を正常に分離した事を
確認しました/三菱重工の発表より
観測監視から高速データ送受まで整う
今回 打ち上げられたデータ中継衛星
日本は本年度までに観測をレーダで行う
情報収集衛星を6機 カメラで行う光学型
を7機打ち上げてきました
今回の中継衛星はそうした情報収集衛星の
集めたデータを高速で送受信するための
役割を持っています
続いてそのレーザ通信システムについて
見てみましょう
JAXAで開発されたLUCAS
Laser Utilizing Communication System
イメージ図では 地球に向けてレーザが
撃たれたように見えますが 実際には
目に見えない波長域のレーザによって
衛星間の通信が行われます
LUCASの通信容量は1.8Gbpsでそれまでの
DRTSの7倍以上の高速通信が可能となります
画像/JAXAより