2020年度におけるF-35戦闘機のデリバリー
状況がロッキード社から発表されました
米国向けとそれ以外 併せて123機という
数字になっています
武漢ウィルスで航空や旅客業界は軒並み
打撃を受けましたが こと軍用機業界は
さほどではないようです
このように順調にF-35のデリバリーは
行われているようです
この2018年度のグラフと比較すれば機数の伸びは明らか
ところで日本もF35Aを63機、F35Bを42機、
計105機を2兆4700億円で調達することが
決まっていますが 日本のF-35A取得に
関する詳しいデータが会計検査院の方から
発表されていまのでちょっと見てみましょう
F-35Aに係る調達の計画及び実績
平成29年度版
このグラフにはh24からh28までのF-35Aの
FMS(Foreign Military Sales/有償援助)
による取得費用が示されています
ちょっと見ずらいのが年度ごとに
棒グラフが2本セットになってるんですが
これは左がドル建て 右が円建ての
数値です
これを見ると為替レートの変化で
機体の取得価格もかなり影響を受けて
いるのが分かります
例えばh24年度はF-35Aが一機当たり
約97億円で済んだことがわかります
一方でh28年度は157億円もかかっています
その差額は60億円近くもあります
専用冶工具などの費用が半分近くを占める
もうひとつの費用負担は参加した国内企業の
技術習得や専用工具や設備のための諸経費です
これも最新の技術習得のためには必要な
授業料や道具類なので 仕方ない部分でしょう